JAガンバレ農業!
【第86回】

吉備中央町で特産ブドウを主軸に儲かる農業を
~吉備中央町豊野、石田昌徳さん・延子さん~

(加賀郡吉備中央町)撮影日:平成30年10月25日
「シャインマスカット」の樹の生育状態を確認する石田さん夫妻

「シャインマスカット」の樹の生育状態を確認する石田さん夫妻

「吉備中央町に住んでいるのだから、特産ブドウを主軸にした儲かる農業がしたい」と奮起するのは、吉備中央町豊野の石田昌徳さん(60)と延子さん(50)。元々水稲栽培を3.6haしていますが、定年退職を機に、ハウスを整備し「シャインマスカット」を14a分定植。再来年の初収穫に向け、目下栽培管理に奮闘中です。ハウスでの栽培を効率的なものとするため、来年には、降雨と温度センサーを装備した自動換気装置を設置し、露地ブドウも6a増やす方針。

土地改良事業の立場から農村振興に携わっていた昌徳さんは、水稲栽培の経験はあるものの、本格的な農業は初めて。「農業に関する知識がほとんどないので、JAの営農指導員や県農業普及指導センターの指導が欠かせない」と営農指導の大切さを話します。その傍ら、本格出荷に向け、岡山県農業大学校が行う社会人研修に参加し、知識や技術の習得に余念がありません。大学校や町内のブドウ作りの仲間同士で情報共有も行い、自分に適した栽培方法を模索中です。

昨年は「シャインマスカット」苗木に病気がくるなどのアクシデントが発生し、苦慮。昌徳さんは「農作物は一回のアクシデントでダメージを受けるが、手をかけただけ応えてくれるのが醍醐味。しっかりとした栽培管理をしていきたい」と気を引き締めました。妻の延子さんも農業の難しさを実感し、「ハウス栽培は露地に比べ病害虫の発生が限定的に感じるが、やはり防除は必須。いかに病害虫を食い止められるかを勉強中」と、夫と手を携え農地を守っています。

将来的に、ブドウのJA系統出荷を主軸にする経営が欠かせないと見据えます。営農計画についても、ブドウ収穫、その後水稲収穫し露地ブドウへと移る計画を想定し、年間を通じた長期的な作業と果樹栽培を主軸とした持続可能な農業経営を目指しています。

土作りを今後していくハウス

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