JAガンバレ農業!
【第81回】

幸せな地域で夏秋トマト栽培に挑戦
~高梁市川上町、阿川和茂さん・晶さん~

(高梁市川上町)撮影日:平成30年6月11日
収穫を控えたハウスで栽培管理をする阿川さん夫妻

収穫を控えたハウスで栽培管理をする阿川さん夫妻

「いろいろな土地を巡ったが、今が一番よくこの土地で農業ができる幸せをかみ締めている」と話すのは、高梁市川上町で夏秋トマトを作る阿川和茂さん(44)・晶さん(46)夫妻。今年就農し、10a、ハウス6棟で、夏秋トマト「桃太郎トマト」を約2200本育て、10a収量10tを目指しています。

和茂さんは東京都出身、晶さんは千葉県出身のIターン。晶さんの妊娠を機に2016年2月に移住。お互い都会でサービス業に携わり、忙しい日々を送る中、都会の生活にストレスを感じ、元々抱いていた田舎暮らしへの憧れが徐々に強くなりました。和茂さんは、中南米を中心に約20カ国を、低予算で国外を個人旅行する旅行者・バックパッカーとして旅をしてきました。元々漠然と「農業をしたい」という気持ちを抱いていた和茂さんは、道中目にする田舎の原風景に刺激を受け、田舎への移住を決意。

誘引をする和茂さん

誘引をする和茂さん

都内で開かれた移住フェア等に参加し、現地視察をする中で、同地を気に入りました。紹介された空き家には、農地が付随していたため、「収入源が何か必要。この農地を使って憧れていた農業に挑戦しよう」と決意。行政や地域住民に相談し、受け入れ農家が隣りだったこともあり、夏秋トマト農家への道を歩みだしました。元々、非農家で土に触れる機会もなく、野菜はスーパーで買うものと思っていた二人にとって未知の世界への挑戦となりました。

高梁市が開く、トマトスクールへの参加や、受け入れ農家で約1年3ヶ月実践を積んできました。今年の就農に向け、ハウスの建設などこれまでの道のりは平坦なものではありませんでしたが、地域住民の力を借りて収穫目前までたどり着きました。

阿川さん夫妻は「子どものおかげで地域にもなじみ易かった。何よりも、隣りの家が受け入れ農家なのが一番の宝」と口をそろえます。夫婦二人三脚で、栽培管理を行いながら、来年度には自宅裏に10aの増反を計画中です。

「研修中とは違い、作業のタイミングをすべて自分で決めないといけないので難しさを痛感しているが、とても楽しい。収量目標を目指し、少しでも早く一人前の農家になれるようになりたい」と阿川さん夫妻は希望を抱いています。

摘果をする晶さん

摘果をする晶さん

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「びほくのトマト」もご覧ください