営農講座

ピオーネピオーネ

営農生産部園芸課 
継山 仁之 営農担当
090-2944-5656
担当者

生育初期に貯蔵養分のムダ遣いをしない!(2019年4月)

 発芽期は、前年度に蓄積した貯蔵養分を主に使って生育していきますが、昨年の収穫後の回復不足による貯蔵養分不足が考えられます。順調な発芽、新しい枝を伸ばすことを目標に適切な管理を行い、良いスタートを切りましょう。

◆芽かぎ(図1・表1)

 貯蔵養分の浪費を防いで新しい枝を伸ばすため、明らかに不要な芽を発芽後から葉が開く頃に取り除きます。開いた葉が4~5枚頃(新しい枝10cm程度)にはなるべく中庸な勢いの芽を残し、最終本数の2割増し程度に残しましょう。

 また2芽せん定の場合は、1芽目の発芽が確認できるようになったら先端の芽(2芽目)を早めにかぎましょう。

図1 発芽~展葉期の樹勢診断(果樹2014・4月号)
表1 芽かぎの時期の程度

◆葉面散布

 発芽後、勢いが弱く葉色が薄い場合の対策として、葉が開いた後に液肥の葉面散布があります。葉面散布は1回では効果が期待できません。4~5日間隔で3回以上開花期までに連続散布します。葉の開き始めは薬害が発生しやすいので最初の1~2回は薄い濃度で散布しましょう。

 また、効率的に吸収させるには早朝の散布が望ましく、日中の高温時は避け2度がけしないようにしましょう。

◆霜害対策(トンネル被覆)

 中北部地域は4~5月頃までは晩霜害が心配です。寒気を溜めないように防風ネットを上げたり、地温を上昇させるために敷物(シバ・カヤなど)を除去し裸地にしておくなど霜害対策をしましょう。

 また、トンネル被覆は早くし過ぎると、発芽を早める一因となり、晩霜害の危険性が高まりますので、4月上中旬頃から行いましょう。

今月の防除例(作業防除暦より)