営農講座

ピオーネピオーネ

営農生産部園芸課 
継山 仁之 営農担当
090-2944-5656
担当者

高温乾燥時にはかん水を!!(2018年8月)

 これからが糖度が上昇し、着色が進んでくる時期です。気象の変化に注意し、副梢管理、かん水を適切に行いましょう。

◆着果量の見直し

 現在は最終着果量に制限し、順調に成熟が進んでいく時期ですが、元葉の傷みや、思っていたより果粒肥大が進んでいない場合は再度着果量を見直しましょう。この時期の摘房は着色への効果は低いですが、糖度の上昇なり果実品質の向上につながります。

◆かん水

 着色開始(果粒軟化期以降)に土壌が乾燥しすぎると、根傷み、葉傷み、成熟の停滞を招きやすくなります。乾燥状態が続いたなか、急な降雨(急激な水分変化)があると裂果につながる恐れもあるため、晴天が続くようであれば5~7日の間隔でかん水しましょう。

今月の防除例(作業防除暦より)
今月の笑味ちゃんポイント【ニューピオーネ編】

◆枝管理(遅伸びに注意)(図1)

 果実の粒が柔らかくなる時期に、春に発芽した枝の芽の脇から出てくる枝(=副梢)を切除した後は、新しい枝がまた伸びてこない樹の姿が理想的だよ。旺盛な副梢は、再び伸びた枝を切ったり、伸びている頂点の部分の切除、枝を折れない程度に曲げること(=ねん枝)などで枝が伸びるのを抑えよう。放置してしまうと、病害の発生や元葉が傷んだり、本来貯蔵する養分を使ってしまい、果実の肥大、糖度の上昇、着色の進みが悪くなるよ。

図1 果樹の伸びとその弊害

◆若木の育成

 新・改植では延長枝(=骨格にする枝)の管理も行おう。枝が伸びているのを放っておくと枝の充実不良につながり、冬に枯れたり、翌年の芽とび・不揃いを招くから注意が必要だよ。若木の育成中は、樹の拡大をあまりあせらず育てよう。

※主な注意点(図2)
①延長枝の先端は8月上旬に軽く摘心し、枝を充実しよう。
②先端から伸びてくる副梢は適時摘心し、伸びるのを抑えよう。

図2 若木の育成方法