営農講座

ピオーネピオーネ

営農生産部園芸課 
継山 仁之 営農担当
090-2944-5656
担当者

生育初期に貯蔵養分のムダ遣いをしない!(2018年4月)

 発芽から開いた葉が7枚頃の養分転換期までは、前年度に蓄積された貯蔵養分主体で生育していきますが、昨年の収穫後の回復不足による貯蔵養分不足が心配です。順調な新梢伸長を目指し、適切な管理をして、いいスタートをきりましょう。

芽かぎ(図1・表1)

 貯蔵養分の浪費を防いで新梢伸長を促すため、明らかに不要な芽を発芽後から葉が開いた初期に取り除きます。新梢10cm程度で開いた葉が4~5枚頃には、なるべく中庸な勢いの芽を残し最終本数の2割増し程度に残しましょう。

 また、2芽せん定の場合は、1芽目の発芽が確認できるようになったら先端の芽(2芽目)を早めに取り除きましょう。

図1 発芽~展葉期の樹勢診断(果樹2014・4月号)
表1 芽かぎの時期の程度

葉面散布

 発芽後、勢いが弱く葉色が薄い場合の対策として、葉が開いた後に液肥の葉面散布があります。葉面散布は1回では効果が期待できません。4~5日間隔で3回以上連続散布します。葉が開いた初期は薬害が発生しやすいので最初の1~2回は薄い濃度で散布しましょう。

 また、効率的に吸収させるには早朝の散布が望ましく、日中の高温時は避け二度がけしないようにしましょう。

霜害対策(トンネル被覆)

 中北部地域は4~5月頃までは晩霜害が心配です。寒気を溜めないように防風ネットを上げたり、地温を上昇させるためにシバ・カヤなどの敷物を取り除き、裸地にしておくなど霜害対策をしましょう。

 また、トンネル被覆は早くし過ぎると、発芽を早める一因となり、晩霜害の危険性が高まるので、4月上中旬頃にしましょう。

今月の防除例(作業防除暦より)