営農講座

ナスナス

賀陽総合センター
西本 拓也 営農担当
080-2928-5883
担当者

初期の樹勢管理(2013年5月)

ほ場の選定

 排水が良く、日当たりが良い畑で耕土が深く、いつでもかん水の出来るほ場を選びましょう。また、暴風対策の出来る畑を勧めます。

ほ場の準備

 定植後の活着をスムーズにし、長期にわたり収穫するためには、土壌条件を良くすることが大切です。

 堆肥を施し、1ヶ月前には土づくり資材セルカ等を入れ、全層混和をします。定植10日から2週間前までに基肥を施し、土と十分混和させ畝を立てましょう。その後、地温を上げるためには、土壌水分が適当な時にマルチを張り、地温を高めることに努めます。

定植(図1)

 定植は風のない日の温かい時間帯に行いましょう。害虫対策として、植穴へスクークル粒剤を1~2g /株を施用し、土とよく混ぜ合わせ、定植は鉢土を壊さないように、根鉢表面が地表面より少し高くなるよう浅植えします。定植後は、かん水し活着を促しましょう。栽植本数は、630本/10a(畝幅200㎝、株間80㎝)にし、定植時には、斜めに仮支柱を立てて苗が傷まないよう誘引し、固定しましょう。

ホルモン処理(図2)

 なすの開花期が低温(15℃以下)にあたる時期は、ホルモン処理を行い、石なすや奇形果の発生を防ぐ必要があります。

 ホルモン処理(トマトトーンの50倍液を開花当日に噴霧)着果促進・果実の肥大を促しましょう。葉や生長点などにトマトトーンがかかると葉が細くなる等障害が生じるので、花以外にかからないように注意して作業にあたって下さい。

整枝と摘果

 (図3)

 夏秋なすは、1番花がついている枝を第1支柱・1番花の直下から発生する枝を第2主枝・第1主枝の2番花の下の枝を第3主枝・第2主枝の1番花の下の枝を第4主枝、V字型4本仕立てとし、それ以外から出る側枝は摘除して採光や風通しを良くするように管理します。

 1番果は着果させることを基本とし、樹勢の極端に弱いものは摘果して樹の負担を減らし、樹勢を整えましょう。側枝の整枝は、1芽残しの切り戻しせん定を行いましょう。

病害虫防除

 病害虫の防除は、農薬の安全使用基準を厳守し、予防散布により考課を高めましょう。ダニ類は、一度発生すると駆除が難しいばかりか、樹勢が著しく低下します。着果後早い時期から予防散布に心掛け、早期発見・早期防除に努めて下さい。

排水対策と敷き藁

 梅雨時期は、ほ場内の排水が悪く水が溜まるようだと根が傷みます。土壌病害・樹勢低下を招く恐れがあるため、暗きょ・明きょを行い、排水対策を高じて下さい。

 梅雨明けは、高温により根が傷むので、地温の上昇防止と水分保持のため、敷き藁をしましょう。

追肥

 6月下旬から枝数・着果数の増大により樹勢が低下します。遅れないように、随時追肥を行い、樹勢維持に努めましょう。