営農講座

桃

営農生産部園芸課 
信下 光晴 営農担当
080-1900-9044
担当者

品種に応じた作業を(2017年5月)

 今月は予備摘果から仕上げ摘果の時期になります。生理的落果の多少・樹勢に応じた管理を行い、安定生産を目指しましょう。

かん水

 この時期は硬核期直前から硬核期になります。土壌水分の変動が大きいと核割れの多発から、生理的落果の多発を招きます。土壌が乾ききらないうちに早めにかん水をし、乾湿の変動を少なくして、急激な果実肥大を起させないように管理してください。

病害虫防除

 今月上中旬頃にはウメシロカイガラムシが、中下旬頃にはクワシロカイガラムシの幼虫が発生します。それぞれの幼虫の発生を確認し、防除してください。

介殻の下のウメシロカイガラムシの雌成虫と卵
(写真左右とも提供先)岡山県農林水産総合センター農業研究所病害虫防除所
▲介殻の下のウメシロカイガラムシの雌成虫と卵
(写真提供)岡山県農林水産総合センター農業研究所病害虫防除所
ウメシロカイガラムシの雌成虫
(写真左右とも提供先)岡山県農林水産総合センター農業研究所病害虫防除所
▲ウメシロカイガラムシの雌成虫
(写真提供)岡山県農林水産総合センター農業研究所病害虫防除所
今月の防除例(作業防除暦より)
 今月の笑味ちゃんポイント ★モモ編★

◆摘果(着果の目安、図1)
早生品種は満開後40日までに、中生~極晩生品種は満開後45日までに仕上げ摘果をしよう!生理的落果の少ない品種では、最終着果数に摘果するよ。
生理的落果の多い品種は最終着果数の1.2~1.5倍程度とし、満開後75~80日の生理的落果がほぼ終了した後、着果数が多い場合には修正摘果をしよう!
最終的に1果あたり80~100枚の葉を確保しよう。

○仕上げ摘果のポイント

★病害虫の被害のない果実で、中庸な大きさで緑色が濃くさえの良い果実を残す。

★樹勢によって着果数を変え、樹勢が強い樹では多めに、弱い樹では少なめにする。

★日当たりの良好な上部は多めに、日当たりの悪い下部は少なめに残す。

★強勢な結果枝(長果枝・徒長枝などは、無摘果とする。目方をかけ、倒し込むことで翌年の側枝として利用する。着果数が少なく目方をかけられない場合は、紐で引っ張り、倒す。

◆新梢管理(図2)
樹冠内部の日当たりの改善、樹形の乱れを防止するために新梢管理をしよう!

今月の防除例(作業防除暦より)
今月の防除例(作業防除暦より)