営農講座

桃

営農生産部園芸課 
信下 光晴 営農担当
080-1900-9044
担当者

品種に応じた作業を(2016年5月)

 今月は予備摘果から仕上げ摘果の時期になります。生理的落果の多少・樹勢に応じた管理を行い安定生産を目指しましょう。

摘果(着果の目安)図1

 早生品種は満開後40日までに、中生~極晩生品種は満開後45日までに仕上げ摘果を行います。生理的落果の少ない品種では最終着果数に摘果します。生理的落果の多い品種は最終着果数の1.2~1.5倍程度とし、満開後75~80日の生理的落果がほぼ終了した後、着果数が多い場合には修正摘果を行います。

 最終的に1果当たり80~100枚の葉を確保しましょう。

○仕上げ摘果のポイント
  • 病害虫の被害のない果実で、中庸な大きさで緑色が濃くさえの良い果実を残す。
  • 樹勢によって着果数を変え、樹勢が強い樹では多めに、弱い樹では少なめにする。
  • 日当たりの良好な上部は多めに、日当たりの悪い下部は少なめに残します。
  • 強勢な結果枝(長果枝・徒長枝など)は、無摘果とする。目方をかけ、倒し込むことで翌年の側枝として利用します。着果数が少なく目方をかけられない場合は紐で引っ張り、倒すようにしてください。
図1 新梢勢力に応じた着果管理

新梢管理

 樹冠内部の日当たりの改善、樹形の乱れを防止するために図2を参考に新梢管理を行います。

図2 新梢管理の方法

かん水

 この時期は硬核期直前から硬核期になります。土壌水分の変動が大きいと核割れの多発から、生理的落果の多発となります。土壌が乾ききらないうちに早めにかん水し、乾湿の変動を少なくして、急激な果実肥大を起させないように管理してください。

病害虫防除

 今月上中旬頃にはウメシロカイガラムシが、中下旬頃にはクワシロカイガラムシの幼虫が発生します。2月号にも書きましたが、それぞれの幼虫の発生を確認し、防除を行うようにしてください。

今月の防除例