営農講座

桃

営農生産部園芸課 
信下 光晴 営農担当
080-1900-9044
担当者

修正摘果をしましょう(2015年6月)

 今月は硬核期から硬核期終わりになります。作業都合もあると思いますが、生育に合った管理作業を行い、安定生産に努めましょう。

硬核期

 満開後45~65日頃にかけ、種(核)が硬くなる期間になります。この時期に急激に肥大すると種が割れ(核割れ)生理的落果に繋がります。急激な土壌水分の増大、また摘果を行なうと肥大しますので、定期的なかん水よって土壌水分の変動を少なくすること、この時期は摘果を絶対に行わないようにして下さい。

袋掛け・修正摘果

 仕上げ摘果が済み次第、早生品種から袋掛けを行います。樹冠外部で日当たりの良いところは多めに、内部や下部では少なめに袋掛けをします(図1)。また、生理的落果の多い品種は硬核期終了まで遅らせます。生理的落果が終息し(満開後80日頃)、着果量が多い場合には修正摘果(表1)を行います。その後、袋掛けを行うことで着果量の確保と品質の向上を目指します。また、近年成熟した桃に赤い点が付く果実赤点病やすすかび病が目立ちます。いずれも薬剤散布と袋かけによる対策が重要です。薬剤散布は十分な薬液の量で丁寧に散布し、散布後なるべく早く袋を掛けることと、葉を巻き込まないようにし、袋の口を絞り隙間を作らないようにしましょう。

表1 清水白桃における修正摘果時の葉数の目安

新梢管理

 樹冠内部に光を当て、光合成能力を高めるために行います。ただし、一度に多くの枝を切ると核割れを助長しますので数回に分けて管理を行って下さい。

図1 樹冠部位別着果程度

園内の管理

 ももは果樹の中では最も根の呼吸量が多く、酸素不足になりやすい品目です。近年、集中豪雨や長雨などにより生育に影響を及ぼすことが多くなっています。特に収穫時は降雨によって品質に影響が大きく出ますので、明きょなどにより、排水対策を行いましょう。

今月の防除例(作業防除暦より)