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仲間づくりで地域支える農作物栽培
~女性部とJAのダルマササゲ栽培プロジェクト~

ダルマササゲの播種をする女性部川上主幹支部

ダルマササゲの播種をする女性部川上主幹支部

撮影日:令和元年5月9日  撮影場所:高梁市川上町

 JAびほくとJA女性部は2018年度から、女性の持つ力で地域農業を支えるダルマササゲ栽培プロジェクトに取り組んでいます。ダルマササゲで地域づくりと仲間づくりという話題性もあり、地元各メディアで取り上げられ、JA活動への参画も加速。19年度は栽培者が前作のおよそ4倍の57人、栽培面積は同3.5倍の1.6haに拡大するなど仲間の輪が広がりました。女性パワーで地域ブランドを作り、地域を元気にする原動力を目指します。

 プロジェクトは、自己改革の一環としてJAが提案しました。生産者の高齢化などで耕作放棄地が増える管内。JAと手を取り合い耕作放棄地の歯止めと地域農業の発展、地域の活性化につなげるため女性部が立ち上がりました。

 単年作物のダルマササゲは、設備や農業機械の投資が不要で、軽作業中心のため女性でも栽培しやすい利点に着目。需要もあり、他品目との複合、小面積で栽培可能な点も栽培の普及を後押します。

 JAは、女性部の取り組みに限り、出荷方法、販売精算を独自に設定。種子も負担軽減と農業振興の一環として無償提供しました。出荷は、無選別出荷で、値決め買取方式を実現。18年度はJA全農おかやまを通じて需要の高い関東に出荷し、参加者の所得の安定と向上につなげました。

JA(左)と女性部員との力を結集したダルマササゲ栽培

JA(左)と女性部員との力を結集した
ダルマササゲ栽培

 もうかる農業の実践だけでなく、参加者は「生育状況を話すなど、話の種になり行事への参加が楽しくなった」と、プロジェクトが仲間意識を高めていると実感。プロジェクトを考案したJAの大場裕典さん(36)は「改めて〝女性のパワーとチームワークの良さ〟を感じた。栽培から収穫まで女性ならではの目線で、細やかな作業が印象的だった」と話します。作業を支える夫の存在も大きいです。「JA本来の姿がある」と、JAも営農部門と女性部を束ねる生活部門が協力して成果が見えてきたといいます。

 19年度は、備北広域農業普及指導センターや先輩生産者の協力も得て作成した栽培暦とJA推奨の棚栽培のマニュアルを参加者で共有し、技術の底上げと栽培基準統一を狙います。女性部の西谷玲子顧問は「プロジェクトが新たな仲間意識を生み、栽培者の増加や経済効果を生み出した。女性の力を結集し、地域活性化とアクティブ・メンバーシップの確立を目指したい」と展望します。