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新規就農者確保で再生可能な村づくりを
~平川村定住推進協議会、農林水産大臣賞~

表彰を受ける同協議会の江草代表(左)

表彰を受ける同協議会の江草代表(左)

撮影日:平成30年11月12日  撮影場所:岡山市北区

 高梁市備中町の平川村定住推進協議会は、新規就農者確保による再生可能な村づくりに取り組んでいるとして、農林水産祭むらづくり部門で農林水産大臣賞を受賞しました。岡山市で11月12日に開かれた表彰式には、会長の江草健治さんをはじめ関係者が出席し、中国四国農政局長から表彰状を受け取りました。

 同協議会は、コミュニティ協議会やトマトとブドウの生産部会、JAなどで構成。地域農業の振興と、定住者確保による集落機能の維持及び地域活性化を目指し、2008年4月に設立しました。同地区は、岡山県有数の夏秋トマトと「ニューピオーネ」の産地であるJA管内でも、主力地区ですが、生産者の高齢化や過疎化に直面しています。

 2006年からトマトとブドウの園地を聞き取り調査し、データベース化するとともに将来的な廃園予想図を作成。就農希望者の受け入れ意向も賛成農家が多く、「産地としてだけでなく、地域振興を視野に入れた組織づくりが必要」と、地域住民自らが地域外から人を受け入れるための同協議会を結成し運営を始めました。

 昨年度までに延べ9組を受け入れ、夏秋トマトで2組、ブドウで7組が就農。今年度は、実務研修1組と、体験研修2組、新規参入者1組を確保し、就農に向けた準備を進めています。

ブドウの園地が広がる平川地区

ブドウの園地が広がる平川地区

 発足以降、研修生の宿泊先として使っていない教員住宅を活用し、田舎暮らし体験・交流事業として、都市住民の受け入れ・交流活動に取り組んでいます。新規就農者には、土日を中心とした研修期間を2年間設け、農作業体験や祭りへの参加などを通じて地域住民との交流を深めています。農地や空き家も紹介し、地域農業の担い手として円滑に定住できるようにも工夫。定住を決めた就農者には、地域に溶け込みやすいように家族ぐるみで支援体制を構築しています。受け入れ体制の一環として、農作業の休みには同協議会役員宅へ招き、地域の生活習慣、郷土料理、地域行事への参加の仕組みを伝え、住みよい町づくりを進めています。

 江草会長は、「依然として高齢化の地域だが、やはり基幹産業として農業は続けていかないといけない。この賞に甘んじることなく今後も関係機関と連携し、新規就農者を受け入れながら地域を活性化していきたい」と意欲を語りました。