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女性部とダルマササゲ栽培プロジェクト始動
~女性部と創る“JAびほく版”地域農業のかたち~

JA関係者や女性部で播種(成羽主幹支部)

JA関係者や女性部で播種(成羽主幹支部)

 JAびほくとJA女性部は今年度、自己改革に向けて「ダルマササゲ」栽培プロジェクトを始動しました。本格始動まで約3年を予定。自己改革の最終年度を今年迎えるにあたり、耕作放棄地が増加するJA管内でJAと女性部が手を取り合い耕作放棄地に歯止めをかけ、地域農業の発展を目指すべく立ち上がりました。

大場職員(左)と一緒にネットを張る女性部部員(巨瀬支部)

大場職員(左)と一緒にネットを張る女性部部員(巨瀬支部)

栽培説明会の様子(成羽主幹支部)

栽培説明会の様子(成羽主幹支部)

 JA中期計画内の営農振興計画「生産部会強化なくして、中山間の農業振興なし」と基本理念に掲げている通り、生産部会は地域農業を活性化する上で重要と位置づけています。現在850人を超える女性部部員が、男性料理教室・地域との食農教育活動への参加などさまざまな活動を通じて、JA運動を後押ししています。このプロジェクトを考案した大場裕典職員(35)は、「JA自己改革の柔軟な取り組みのひとつ。本来のJAの姿である営農部門と女性部を束ねる生活部門が一緒になって協力していく必要がある」と訴えます。さらに「JAと女性部が一緒に組織的に統一した作物を作って販売していくことで、産地化への一歩を踏み出せ、農家所得の向上につながるのではないか」と期待を寄せています。

 試験栽培するのは、「ダルマササゲ」。単年作物である「ダルマササゲ」は、他品目との複合や小規模面積で栽培、施設整備や農業機械の導入が不要であり、軽作業中心のため女性でも栽培しやすい特長があります。市場での需要や販売ルートも確保されているため、試験作物として決定しました。

 現在、JA女性部での取り組みに限り、種子提供、出荷方法、販売精算の見直しも検討中です。種子提供は、通常生産者に販売する種子を、この取り組みに限り、生産者負担軽減と農業振興の一環として種子の無料配布や出荷量からの控除などの方法を検討。出荷は、無選別出荷での出荷や出荷資材の提供を検討します。販売精算は、従来の委託販売方式ではなく、値決め買取方式が可能か検討しています。

 今年は、管内一部地域の約40a、個人14人・1支部で栽培。4月中旬には、JA、JA全農おかやま、女性部部員など関係者が、栽培講習をしたほか、ほ場を視察。女性部巨瀬支部では、2年間作付けのなかった水田約20aを再生し、畝立て、マルチ張りなどの準備を重ね、5月17日に部員やJA、備北広域農業普及指導センター、地域住民ら約30人が、播種。10aあたり約150kgの収穫量を目指します。収穫は、7月下旬から8月中旬までの予定。女性部の行動力が、協同の輪を広げた今回の活動。参加した部員らは「このような取り組みは初めてで、みんなの協力で成り立っている。JA営農指導員の指導で収穫を目指し、みんなで喜びを分かち合いたい」と充実感をにじませました。

 JA全農おかやま担当者も「女性部をひとつの生産部会と捉え、農作物の栽培で農地を維持する活動は、全国的にも珍しい。地域ぐるみで成功させていきたい」と期待を寄せてます。女性部の西谷玲子部長も「女性の力を結集すれば大きな力となり、一緒に取り組むことで仲間意識も生まれ、地域活性化にもつながる。びほくブランドを女性部としても作っていけれたら」と話しました。