JAガンバレ農業!
【第79回】

基本に忠実に付加価値の付いたブドウを
~ブドウ農家 加賀郡吉備中央町、高木貞二さん~

(加賀郡吉備中央町)撮影日:平成30年3月23日
ニューピオーネの皮をはぐ高木さん

ニューピオーネの皮をはぐ高木さん

基本を忠実に守り栽培管理をしながら、離れて暮らしブドウ栽培をする親と切磋琢磨し、ブドウ栽培に挑戦するのが、岡山県加賀郡吉備中央町在住の高木貞二さん(47)。就農して今年で5年目を迎え、約50aで主力のニューピオーネを中心に、人気のあるシャインマスカットを栽培しています。

県南部出身の高木さんは、東京で旅行関係の出版会社で編集業務に携わっていましたが、岡山県農林水産総合センターでブドウを研究していた父の影響もあり、「農業は絶対なくならない産業。これなら一生の仕事にできるのでは」と農業への道を志しました。父(79)も経験を生かし、地元でブドウ栽培を行い、高木さんに技術指導をすることもありますが、親子で刺激し合いよき関係を築いています。当時、高木さんは、野菜の栽培も視野に入れた時期もありました。しかし就農当初からの経営安定や、すでに栽培を始めていた父(79)の影響もあり、ブドウ栽培を決意。その中でも研修制度が充実していて、岡山市内に近い吉備中央町での就農を決意し、2012年5月に移住しました。

雨量計を設置して降水量を確認することでかん水量を調整

雨量計を設置して降水量を確認することでかん水量を調整

同町での研修制度を経て、2014年就農。徐々に収穫量も増え、昨年は約4500房を出荷しました。研修時代から心がけているのは、基本に忠実であること。栽培マニュアルを活用しながら、農業普及指導センターやJAの営農指導に耳を傾けています。とりわけ土作りに関しては、力を入れています。前年の作業を細かく記録し、樹や土の状態を把握するため、堆肥を入れる作業を機械に頼らず、手作業で行っています。

就農以後、年間を通した農作物の作付けを視野に入れ模索する中で、加温栽培のブドウに最近着目しています。経営面などで検討中ですが、「加温栽培に挑戦すれば、希少価値もさることながら、年間を通した栽培体系が確立できるのではないか」と模索を続けます。

さらに将来を見据え、JGAPを導入しようとする農場やJA等の生産者団体に対して指導や相談に乗る、JGAP指導員資格を2016年に取得。今年3月には、ASIAGAP指導員を取得し、「将来的には、JGAP認定農場を目指し付加価値をつけて、農園や産地の強みにしていきたい」としました。

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