営農講座

トマトトマト

備中総合センター 
信清 賢司 営農担当
080-2911-9818
担当者

多量な追肥は禁物です(2016年9月)

 出荷のピークも過ぎる時期ですが全体からみるとまだ半分も経過していません。8月下旬になると夜温の低下で草勢が回復し栄養成長型の生育となります。側枝がいつまでも旺盛に伸び続けるようでは後半の着果安定や果実肥大は期待できません。9月になると気温の低下にあわせて葉からの蒸散量も減少します。果実肥大のためには成育を栄養成長から生殖成長に変えることが重要です。

追肥

 最終の追肥は摘芯の1週間前が目安です。施肥量は草勢を維持する程度とし9月以降の多量な追肥は禁物です。果実肥大を悪くし裂果の原因にもなります。

かん水

 かん水は、夜温の低下にあわて摘芯時期に向けて徐々に減らしていきます。摘芯後のかん水は昼間の蒸散を補う程度とします。養液土耕栽培の場合や草勢のコントロールが上手く生殖生長に移行できた場合は10月中旬までかん水を続けることができるでしょう。養液土耕栽培の場合、急激に養液の施用量を減らすと葉カビ病の発生を助長しますので注意が必要です。

葉面散布

 追肥やかん水量を減らしても草勢が落ち着かない場合があります。これまでの多肥や追肥時期の遅れが原因と考えられます。草勢が落ち着くまで繰り返し葉面散布(メリット赤)を実施します。

摘芯

 果実の肥大促進のために確実に摘芯しましょう。9月中旬に開花した花が最終収穫の目安になります。9月中旬に開花する蕾の上に本葉2~3枚を残してできるだけ小さい成長点を摘み取ります。大きな成長点を摘むと裂果を助長するので注意が必要です。

 摘芯の時期が遅くなれば摘芯の効果でせっかく肥大させた果実を出荷することが出来なくなります。摘芯後は葉面散布(メリット赤)やリン酸資材の施用により樹勢を整え樹勢が落ち着いたら側枝の整理を行います。