営農講座

春菊春菊

北房総合センター
中山 憲治 営農担当
080-2911-9821
担当者

定植までの管理(2017年9月)

移植栽培のポイント

 いかに良い苗を育苗できるかがポイントです。良い苗の条件は①定植時で本葉4~5枚、②節間の詰まったガッチリとした苗、③病害虫の発生のない苗です。

 また、乾燥に弱いので、保水力に乏しい土壌では有機物を十分施用して保水力を向上しましょう。移植栽培のメリットは、生育が揃い管理しやすくなります。

種子の消毒

 移植栽培では、1aあたり50mlの種子を準備します。種子からのべト病や炭そ病の発生を軽減するために、55度の温湯に10分間浸漬します(直火は禁止)。その後ただちに冷却し催芽します。

炭そ病

▲炭そ病

催芽処理

 種子を一晩(12時間)流水に浸して水を切り、涼しい場所で薄く広げ、乾燥させないように1~2日置きます。

育苗床の準備・播種

 育苗床は、1aあたり6~8平方メートル用意します。播種10日前には、堆肥・苦土石灰を施用して畝幅120cmの短冊形の床を作ります。10cm間隔に鍬幅の横溝を切り、すじまきします。好光性種子のため、覆土は薄めに軽く鎮圧し、切りワラや白寒冷紗、不織布などで覆い十分にかん水します。高温時には、床上1m程度の高さに寒冷紗を水平に張り、温度の上昇を防ぎます。

間引き・敷きワラ除去

 切りワラなどの被覆物は20~30%発芽した頃、日差しの弱い時間帯に取り除き、苗が徒長するのを防ぎます。本葉1~2枚の頃までに密生部を間引き、株間を3×3cm程度にします。

ほ場の準備

 肥沃で保水性のあるほ場を選び、基肥に1aあたり完熟堆肥200kg、アヅミン6kg、セルカ(苦土セルカ)10kgを施肥し、基肥(定植10日前くらい)にサンコーシリカ888を10kg、野菜いちばん10kgを施肥します。地下水の高いほ場では10~15cmの高畝にします。地温の確保、雑草防止、炭そ病被害軽減のために穴あき黒マルチを活用します。マルチは適度に土壌水分があるときに被覆します。

定植

 播種後30日前後で本葉4~5枚程度の節間の詰まったガッチリとした苗を選び定植します。栽植密度は25cm×20cmとします(1aあたり1400株)。定植後は十分にかん水しましょう。

作付表 *品種は大葉春菊(優良品種の自家採取)