営農講座

春菊春菊

北房総合センター
中山 憲治 営農担当
080-2911-9821
担当者

収穫及び採種にむけて(2016年3月)

 夜間はハウス内の温度が5℃を下回らないよう保温に努め、日中は25℃を超えないように換気を行いましょう。気温が低い時期には、肥料やかん水の必要量は低下しますが肥料不足になると生育不良になるので注意しましょう。また、かん水量が少ないと乾燥して生理障害が発生しやすくなり、多いと根痛みや病害の発生を助長することになります。施肥及びかん水は少量多回数を基本として1回の量を調整しましょう。

 気温が上昇し始める時期になると、芯が黒くなる芯枯症や葉の縁が黄色くなる額縁症などの生理障害が発生することがあります。発生した場合には微量要素を含んだ液肥を使用しましょう。芯枯症にはカルシウムが含まれた液肥(アクアカル300倍液など)を使用し、額縁症には鉄・マンガンを含む液肥(ヨーヒ2号500倍液など)を葉面散布することでそれぞれ対応しましょう。

 採種は、3月末まで収穫した後に病害虫の被害や生理障害が発生している春菊を除外し形質の良い株から行います。採種株は形質の劣る株と交雑しないように別のハウス等に移植しましょう。移植後、活着不良などで生育が悪い場合は株元に薄い液肥を施肥しましょう。その後、害虫の被害を受けないよう防虫ネット等で覆い、アブラムシ類や炭そ病、べと病対策に1~2回薬剤散布を行います。5月頃に蕾が上がってきたら、形の良い大きな物を1株当たり3~4花残して他は摘花します。その後、6月中旬頃まで種を充実させ採種を行いましょう。