営農講座

春菊春菊

北房総合センター
中山 憲治 営農担当
080-2911-9821
担当者

収穫期の管理と病害虫対策(2015年1月)

冬季の管理

 春菊は低温にも比較的強い品目ですが、耐低温性は中葉種よりも大葉種は弱いです。品質保持のためにも、ハウス内の最低温度が5℃を割らないように小トンネルや内張りを設置し、また夜間などは不織布等をべた掛けして、保温に努め低温障害を防ぎましょう。日中は内張りカーテンを開けて採光に努めましょう。ハウス内の温度が25℃以上にならないように20℃を目標に換気を行い過繁茂や軟弱徒長を防ぎましょう。

かん水及び追肥等

 かん水は晴天日の午前中に行い、地温の確保に努めましょう。追肥は摘み取り収穫後、葉色を見ながら10日に1回程度500倍の液肥を300~500リットル/10aにかん水をする時に施用しましょう。

病害虫対策

 害虫は発生初期の防除、病害は施設内が高温多湿になると発生しやすいので、温度が確保できる日中には換気に努め、定期的な薬剤防除を心掛けましょう。病葉は早めに切り取りハウスの外で処分しましょう。

 主な病害虫、生理障害及び(対策)は以下のとおりです。○炭そ病…葉・葉柄・茎に発生し被害部分で折れやすくなる。(発生が多いほ場では排水対策を徹底する)

○べと病…4~6月、9~10月に発生が多い。施設栽培では一年中発生することがある。
(株間の通風をよくし、かん水量を控え葉面へのかん水を避けるなど過湿に気をつける)

○菌核病…初め下葉がしおれ、地際部の葉柄が水浸状に軟化腐敗する。腐敗部分に核を形成する。
(登録農薬は無いので炭そ病などとの同時防除による。被害株は早期に抜き取りほ場外へ持ち出し処分する)

○ヤサイゾウムシ…幼虫の加害時期は10月頃から翌年5月頃まで長い。特に3~4月の被害が多い。茂った茎葉(芯)の中にいて食害する。

○ハモグリバエ…幼虫は葉に潜ったままトンネルをつくり葉肉を食害する。

○心枯症…土壌が乾燥すると心葉へのカルシウム移行が阻害されるのが原因(塩化カルシウム(アクアカルなど)0.1~0.3%(300倍希釈)液を発生前から定期的に葉面散布する)