営農講座

ピオーネピオーネ

成羽総合センター 
継山 仁之 営農担当
090-7379-8896
担当者

樹の状態に応じた管理を(2015年10月)

 ぶどうの収穫も終わりに近づきました。次年度へ向けて樹勢回復と維持強化を図るため、土づくり、施肥など樹の状態に応じた管理を行いましょう。

元肥の施用

○施用時期

 元肥の施用時期は10月~11月が基準となっていますが、気温(地温)の低下により肥料の分解不足や根の活力不足で吸収が劣る場合があります。中北部地域では冷え込みが早いので、まだ収穫中であっても元肥の施用は今月中、遅くとも11月上旬までには施用しましょう。

土づくり

○物理性の改善

 物理性の改善とは、根が住みやすく、新根が伸びやすい条件造りをすることです。有機物(完熟堆肥)や土壌改良剤の投入により、土壌団粒化、保水性、排水性、通気性を改善することで、微生物などが増え有機物、肥料の分解吸収に役立ちます。

○土づくりの時期

 ぶどうの秋根は9~10月に発生が多く、11 月に入り地温が下がってくると(13℃以下)発根がほとんど見られなくなります。中北部地域では、収穫が遅いので今月中に出来ない場合は、年内の発根量は少ないですが、次年度以降の細根増加に有効ですので11月の早い時期に行いましょう。また、断根量を出来るだけ少なくする方法で行い、部分的な土壌改良にとどめることが有効だと思います。

○科学性の改善

 土壌ph は、肥料の分解吸収に大きな影響を与えます。生理障害としてアルカリ土壌ではホウ素欠乏の発生、塩基バランスを崩してカリ過剰になると苦土欠乏(トラ葉)の発生が見られます。アルカリ化に対しては石灰資材の施用を中止し、トラ葉の発生が見られる場合は、エコマグなどを施用しましょう。

かん水

 施肥を行っても乾燥状態が続くと肥料の分解、吸収が遅れ思いどおりの肥効が得られません。また、部分深耕や中耕した部分は土壌が乾燥しやすくなります。降雨がない場合は、かん水を行いましょう。

深耕事例
今月の防除例(作業防除暦より)