営農講座

ピオーネピオーネ

成羽総合センター 
継山 仁之 営農担当
090-7379-8896
担当者

開花後の防除は汚れに注意(2014年7月)

 今月の中~下旬には、果粒軟化期に入り着色始めとなります。果実の成熟に向けて重要な時期となります。

最終摘房(図1)

 果粒軟化期に入ると急激に果粒は肥大し、糖度も上がりながら着色が進みます。しかし、この時期に着果量が多すぎると各房への糖の分配が少なくなり糖度不足・着色不良など果実品質の低下につながります。

 特にピオーネは、摘房の効果が期待できるのは果粒軟化期(水が回り始める時期)前までであり、果粒軟化後の摘房は品質向上につながりにくいので注意して下さい。最終摘房の時期として満開後30日頃までに行うようにしましょう。

新梢(副梢)管理

 副梢の伸長は、果粒軟化期までにほぼ停止している状態が望ましく、いつまでも遅伸びしていると着色不良につながります。伸長が止まらない場合は果粒軟化直前に再度摘心を行いましょう。(図2)

袋かけ

 袋かけは、病害虫対策や薬剤散布時の汚れ、果粉溶脱の防止、裂果や日焼け防止のために行います。仕上げ摘粒後、薬剤による汚れに注意して薬剤散布を行い、散布後は早めに袋を掛けましょう。

トンネル被覆の除去

 梅雨明け後もトンネルのビニールを被覆したままだと棚上が高温となり、葉焼けや着色不良の原因になりますので袋かけが済みしだい被覆を除去しましょう。

 除去する場合、葉傷みを防ぐため晴天日の日中はさけ、夕方または曇天日の日差しが弱い時に行い、除去後はべと病などの防除も徹底しましょう。

 びほく地域の標高の高い場所では、トンネル被覆を除去しない場合もあります。その場合、梅雨明け後の異常高温・乾燥が続けば生育障害が出てきます。トンネル間にしか雨が落ちず土壌が部分的に乾燥する場合はかん水を行い、トンネル内が高温となり葉焼けが起きる場合は除去したり台風の接近時にはビニールを切るなど状況に応じて管理しましょう。

かん水

 梅雨時期は、土壌水分が過剰となり停滞水による根傷みも発生しやすくなるので、めい渠を行いましょう。

 また、梅雨明け後は一転し高温乾燥となりやすいので、土壌の乾燥具合を見て少量かん水から始めましょう。成熟期に極端に乾燥すると、根傷みを起こし、糖度の上昇や着色の進みが止まったりするので、晴天が続くようであれば5~7日おきにかん水しましょう。

若木の育成

 新・改植で延長枝の管理も行いましょう。(図3)