営農講座

ピオーネピオーネ

成羽総合センター 
継山 仁之 営農担当
090-7379-8896
担当者

粗皮削りを行いましょう(2013年3月)

 3月に入ると、外観的には大きな変化は見られませんが内部的には、根の活動・樹液の流動が盛んになってきます。初期成育をよくするために適切な管理をしていきましょう。

適度な土壌水分

 この時期に土壌中の水分が不足すると根の活動を妨げ、発芽の不揃いや遅れを招きやすくなります。昨年秋からこれまで適度な降雨もありましたが、晴天が続くようであれば早めにかん水を行いましょう。なお、中耕や深耕を行っている部分は特に乾燥しやすいので十分注意しましょう。

除草

 地温を上昇させるため春草の除草を行いましょう。除草剤の使用については株元散布を避け、飛散して樹に掛からないように飛散防止カバーなどを使用し行いましょう。

 特に根まで枯らす除草剤は、ピオーネの生育に影響が出やすいので、散布には注意しましょう。

 春草の対策で敷きワラなどを早く敷くと、地温の上昇を妨げ、晩霜害の危険があるので5月以降に行いましょう。

粗皮削り・巻きづる除去

 樹が古くなってくると外皮が厚くなり、越冬病害虫(カイガラムシ・ハダニ類など)の住み家になります。病害虫の密度を下げて薬剤散布の効果を高める意味で3月上旬~3月中旬頃に粗皮削りを行いましょう。

 また、発生の報告が多い、クビアカスカシバの被害についても粗皮削りをすることで被害の確認と薬剤の効果を上げるためにも行いましょう。

園内の点検

 主枝も年齢を重ねてくると太ってきます。結束しているヒモが幹にくい込んでいないか見直しましょう。

 春一番など強風が吹き荒れることがありますので、トンネルメッシュの取り付け部やビニール被覆の為のマイカー線などを準備し点検対策をしておきましょう。

 ビニール被覆は3月下旬~4月中旬に行いましょう。被覆するとトンネルの下は雨水が入りにくく、思った以上に乾燥します。被覆後は土壌水分の状態をよく見てかん水も行いましょう。

 また、春先の湿雪で棚の倒壊などの心配がありますので防鳥ネットの除去や降雪があった場合、雪落としなど行い被害の出ないようにしましょう。

苗木の植え付け

 苗木の植え付けは、11月号にも掲載しましたが、3月は春植えの時期になります。「暑さ寒さも彼岸まで」といいますが、厳寒期を避けて3月中旬~4月上旬までに植え付けましょう。

 植え付け時には十分かん水してやり、土と根がなじむように植え付け、植え付け後は乾燥防止の為敷きワラ等をしておきましょう。