営農講座

ナスナス

有漢総合センター
梶田 宏之 営農担当
080-2911-9673
担当者

夏秋ナスの栽培管理について(2014年5月)

栽培のポイント

 以下のことを心掛けましょう。

★定植適期は1番花の開花直前で、それまでに地温を高め、生育初期の根張を促進する。

★ナスは水分要求が強い作物なので、排水良好で潅水の便利なほ場を選び、根を十分張らせる。

★定植期が低温でしかも樹勢が旺盛な場合は生育初期の石ナス防止にホルモン処理を行う。

★収穫最盛期でもきっちりと一芽に切り戻し、次大きくなる小さい芽に光を当てること。

◆栽培方法

①ほ場の選定
 排水が便利で、耕土が深く有機物に富んだ、水はけの良好なほ場を選びましょう。また、暴風対策にも注意をしましょう。

②土づくり
 堆肥を施し、定植1ヶ月前までには土づくり資材セルカ等を入れ全層混和をしてください。
※鶏糞は有機物だが、肥料としての効果はあるが、土づくりの効果は少ないので堆肥としては入れないこと。

③定植〈図1〉
 定植は晩霜の心配がなくなる5月中旬頃の温暖で無風な日に行いましょう。定植は、深植えを避け鉢土を壊さないように(定植1~2時間前に苗に潅水)根鉢表面が地表面より少し高くなるよう浅植えします。植付け後速やかに鉢土がなじむ程度の潅水をし活着を促しましょう。
 定植時には殺虫剤の粒剤を同時に施用してください。

④ホルモン処理〈図2〉
 ナスの開花期が低温(15℃以下)にあたる時期は、ホルモン処理を行い着果促進・果実の肥大を促しましょう。この場合、トマトトーン50倍液を霧吹きで開花当日に花がぬれる程度吹き付けます。2度以上同じ花に吹き付けると奇形果の原因になるので、色粉を混用して重複して吹き付けないように工夫しましょう。

⑤整枝と誘引〈図3〉
 整枝は4本主枝V字整枝を基本とし、一番花直下の側枝とこの側枝と主枝の次の花の下の枝をそれぞれ残し4本主枝とし、主枝を分岐させた下の側枝はすべて除去しましょう。(採光や風通しをよくするよう管理してください)
 主枝の誘引は強い主枝の生長点を低く抑え他の主枝とのバランスを取りましょう。一番果は着果させることを基本とし、樹勢の極端に弱いものは摘果して樹の負担を減らし樹勢を整えましょう。側枝の整枝は、1芽残しの切り戻し剪定を行いましょう。

病害虫予防

 病害虫の防除は、農薬の安全使用基準を遵守し適正な使用管理に努めてください。

 着果後早い時期から予防散布に心がけ、早期発見・早期防除に努めてください。

排水対策と敷き藁

 梅雨時期は、ほ場内の排水が悪くなり水が溜まりだすと根が傷み、土壌病害・樹勢低下を招く恐れがあるため、暗きょ・明きょを行い排水対策を講じてください。梅雨明けは、高温により根が傷むので、地温の上昇防止と水分保持のため敷き藁をしましょう。