営農講座

桃

営農生産部園芸課
0866-22-4593
担当者

収穫後の防除を徹底しましょう(2017年9月)

 晩生品種の収穫も終わり、残すのは極晩生品種のみとなりました。今月は収穫後の管理が主な作業になってきます。特に今年は生育期間中の降雨が多く根痛みが心配されます。収穫作業を終えてほっとされる頃でしょうが、次年度に向けて園内の見廻りと収穫後の管理をしましょう。

園地の管理を

○施肥について

 落葉まで葉を健全に保つとともに秋根の伸長を促し、貯蔵養分を蓄積させ、来年の初期成育をスムーズにするためにも礼肥を施用します。先月号に掲載したように、樹勢を確認し施用してください。施用後にはかん水し、肥料の分解と吸収を促します。また、次年度の初期生育を改善するためには、8月下旬~9月上旬の尿素の葉面散布が有効です。濃度は200倍で数回行います。翌年の花芽の大きさ、結実率、初期の果実の肥大や葉色などが散布しない場合と比べて優れるので、初期生育の改善対策の一つとして散布しましょう。

○夏季・秋季剪定

 先月号でも掲載したように、収穫も終わり過繁茂となっている樹については、樹冠内部まで日が差し込むように夏季・秋季剪定し、下枝や小枝の枯れこみを防ぎます。また、園内を見廻って間伐・縮伐を合わせてしましょう。

○収穫後の防除

 近年発生の多いカイガラムシや、せん孔細菌病は収穫後の防除も大切です。カイガラムシは今月上旬頃に本年最後(3回目)の幼虫が発生します。7月頃に多発生した園では特に今月の防除を徹底してください。また、せん孔細菌病が毎年多発する園では総合的な対策が必要です。収穫後の防除を徹底し病原菌を越冬させない、防風ネットなど防風対策をしましょう。

○かん水

 礼肥を施したら、分解吸収を良くするためにかん水し、土壌水分の適湿を保つようにしましょう。