営農講座

桃

営農生産部園芸課 
岡 浩平 営農担当
080-1900-9041
担当者

摘蕾作業は短果枝を中心に(2017年3月)

 今月は摘蕾作業が中心になります。初期生育の向上のために、摘蕾を行いましょう。

摘蕾の効果

 摘蕾作業は、貯蔵養分の有効利用・摘果の労力軽減を目的に行います。桃の花芽は最終必要量以上についています。そのまま花を開花させると貯蔵養分の浪費から初期生育を弱めることになり、展葉が弱く果実の初期肥大も悪くなります。

 また、摘果が軽くなるので急激な肥大を防ぎ、核割れを軽くする効果もあり、作業分散による労働力の軽減効果もあります。初期生育の向上と、摘果の労力軽減のために開花までに一通りは摘蕾ができるように計画的に作業を行ってください。

 ただ、摘蕾程度は樹勢・せん定程度に応じて変える必要があります。また、晩霜害の心配があるところでは軽めに行いましょう。

摘蕾の方法(図1)

 葉芽と花芽は1対1程度の割合を目安に行います。短果枝は、先端に葉芽があるだけでほとんどが花芽なので短果枝の摘蕾を中心に行います。

 開花までに短果枝を中心に摘蕾を行い、長果枝は上面を軽くなでる程度の弱い摘蕾にします。また、意図的に残した徒長枝など、倒し込む予定の枝は無摘蕾として結実を確保します。なお、主枝・亜主枝の先端50㎝程度は新梢をスムーズに伸ばすために花芽を全摘蕾します。

図1 摘蕾の程度
今月の防除例