営農講座

桃

営農生産部園芸課
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担当者

適期収穫を心掛けましょう(2015年7月)

 今月から白鳳(紅清水)・清水白桃の収穫期となります。梅雨明けまでの天候の推移が気になるところですが、出荷まで最善の作業を行い、今年の収穫果実を送り出しましょう。

修正摘果

 清水白桃では、満開後80日頃には生理的落果がほぼ終息します。生理的落果の発生程度を確認して予想よりも落果程度が少なければ修正摘果を行なってください。袋を掛けている場合でも、葉数に比べて明らかに袋数が多いと思われる場合には、1果当たりの葉数が約80~100枚になるように摘果してください。

収穫(表1)

 通常は、主枝・亜主枝の先端部から熟れてきますが、年によっては果肉先熟がすすみ、一斉に熟れる年もあれば、高温乾燥が続き、生育が遅延することもあるので注意してください。

 モモの果実は収穫前だけでなく、収穫後も呼吸をしています。その呼吸量は温度が高いほど多いので、温度を低く保つことが収穫後の果実を長持ちさせる条件になります。果実の温度が高まっていない朝早いうちにできるだけ収穫を行ない、収穫した果実も涼しいところで出荷調整するようにしましょう。

図1 モモ果実の各部位と成熟の確認
表1 果実の地色のぬけ方、果実硬度からみた収穫適期(白桃系)

日当たりの改善

枝管理(夏季剪定)

 収穫期には糖度の高い樹では新梢伸長が次第に停止します。しかし、冬期剪定が強い樹、強勢な樹では新梢が激しく伸び、徒長枝になる時期です。基本的には収穫後に行いますが、徒長枝が多い場合には収穫期間中でも切除します。枝もとから5~10㎝程度残し切除し、樹の元まで日光が入るようにしてやり、果実品質を向上させます。

 また、極端な夏季せん定をすると根を痛め樹が弱りやすくなりますから、一度に行わず数回に分けて行ってください。ただし、この時期の新梢管理は徒長している樹を応急的に管理するもので根本的な解決にはなりません。新梢が遅くまで旺盛に伸びていることが問題なので、樹冠面積が狭い・肥料の過剰・冬季せん定が強いなど、原因を考え改善していく必要があります。

園内管理

 梅雨が明けたら高温乾燥の予防に敷き草などを広げてやり、1週間以上晴天が続く場合にはかん水を行うようにしましょう。

 また、果実の成熟に伴い樹にかかる負荷は徐々に大きくなってきます。強風による枝折れや若木では主枝・亜主枝の健全な生育のため、再度枝吊りと支柱立てを見直しましょう。

今月の防除例(作業防除暦より)