営農講座

桃

営農生産部園芸課 
岡 浩平 営農担当
080-1900-9041
担当者

日当たりの良い樹を作りましょう(2014年12月)

 今月中旬からは整枝せん定作業に取り掛かる方もおられると思います。今年の樹勢や施肥量に合わせて樹づくりを行いましょう。

整枝せん定

 まず樹の状態を見て下さい。樹勢はどうでしょうか?樹勢が低下してきた場合はせん定を強めに、また成木で長果枝や徒長枝の割合が多い場合は、せん定程度を軽くすると同時に肥料の質や量は適当かなども再検討し、今後の管理で改善して下さい。自園地のそれぞれの樹の状態を確認し、せん定方針を決定する材料とします。

○せん定時期

 せん定時期は、樹や枝の充実を見て充実の良い樹では12月下~2月下旬、充実不良樹(早期落葉樹・2次伸長した樹など)、樹勢の弱い樹、若木などは寒さがやや和らぐ2月下旬まで時期を遅らせます。

○せん定手順と方法

①間伐・縮伐
 隣接する樹の先端と先端は接することなく、十分な間隔があるか確認し、日当たりの良い樹を作りましょう。

②整枝(図1)
 主枝・亜主枝・側枝の役目は分かれていますか?骨格となる主枝・亜主枝の間隔は、日当たりの良い樹の為に2m程度は確保して下さい。また、先端が下がっている場合は上向きに発生した枝で更新するなどして、先端を強く保ちましょう。

③せん定
 整枝が終わると、不必要な枝、日陰としてしまう枝や作業性を悪くする枝を、大きなものから切除していきます。

④側枝(結果枝を持つ枝)のせん定(図2)は次の方法を組み合わせてせん定してください。

▽間引きせん定
 今年伸びた新梢を基から切除するせん定です。勢いの強い側枝では間引きせん定を中心にせん定します。

▽切り返しせん定
 若返りや更新も視野に入れ、弱い側枝に対して、強い枝を出すために切り返しせん定を行います。

 以上のことを頭に置きながらせん定して行きましょう。

○せん定上の注意点  徒長枝は、結実させて下げた場合に空いた空間を埋めることが出来そうであれば、残して使うようにしましょう。また、主枝や亜主枝の背面の枝は可能な限り残し、利用できる枝は使い、日焼け防止に利用しましょう。そして、親指の太さより大きい切り口にはトップジンMペーストなどの保護剤の塗布を忘れずに行って下さい。