営農講座

桃

営農生産部園芸課
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担当者

修正摘果をしましょう(2013年6月)

 今年の開花はどうだったでしょうか?開花期の冷え込みにより凍霜害による着果不足が心配されます。着果数の少ない樹については、急激な肥大によって核割れや生理的落果が心配になります。その場合はある程度の変形果を残すことと、袋掛けを遅らせ落果を確認してからの修正摘果で着果量を確保します。また、生理的落果の多い品種・少ない品種それぞれに応じた管理を行い安定・中玉生産を目指しましよう。

硬核期

 満開後45日から65日頃にかけ、種(核)が硬くなる期間になります。この時期に急激に肥大すると種が割れ(核割れ)生理的落果に繋がります。急激な土壌水分の増大、また摘果を行なうと肥大しますので、定期的なかん水によって土壌水分の変動を少なくする事、この時期は摘果を絶対に行わない事が必要になります。

袋掛け・修正摘果

 仕上げ摘果が済み次第、早生品種から袋掛けを行います。樹冠外部で日当たりの良いところは多めに、内部や下部では少なめに袋掛けをして下さい。また、生理的落果の多い品種では硬核期終了まで遅らせます。生理的落果が終息し、着果量が多い場合には修正摘果(表1)を行います。その後、袋掛けを行うことで着果量の確保と品質の向上を目指します。

新梢管理

 この時期の新梢管理の目的は、樹冠内部まで光をあて光合成能力を高めること、徒長枝を切除することにより樹形の乱れを防止すること、薬剤散布のムラをなくし防除効果を高めることがあげられます。このため徒長枝を基部から10 ㎝程度残して切除し、日当たりを良くします。この時にあまり一度に切りすぎると生理的落果を助長することがありますので、1回に切除する枝は1本当たり4~6本位にし、数回に分けて行うようにして下さい。

園内の管理

○梅雨対策

 今年の梅雨は、雨が多いか少ないかわかりませんが平年からみれば、白鳳・紅清水などは梅雨時期の収穫になりそうです。明きょなど行い、排水対策をしておきましょう。

 また、雨の多い年には品質低下防止にマルチを敷くなどし、対策を講じることも考えておきましょう。