営農講座

桃

営農生産部園芸課 
岡 浩平 営農担当
080-1900-9041
担当者

敷物は晩霜害の心配がなくなってから行いましょう(2013年4月)

 今月は、受粉作業から予備摘果作業の時期になります。計画的に作業を進めていきましょう。

人工受粉

 最近では岡山県オリジナル品種である「おかやま夢白桃」などの植栽も広がり、受粉作業が必要な品種の新改植が進んでいます。受粉を必要とする品種(表1)や受粉樹を混植している園でも、開花期に訪花昆虫が不活発なとき(気温が11℃以下や天候不良)や、開花期の天候(雨天など)などにより結実が不安定になるため、人工受粉を行いましょう。手順は(図1・2)のとおりです。





予備摘果

 通常の天候で推移すれば、満開後20日頃には実止まりの確認ができます。低温条件が続く時は、結実不良・不受精を確認してから予備摘果を行います。早く行うほど果実肥大効果がありますが、清水白桃等核割れし易い品種は遅らせて、早生品種から取りかかります。

 最終着果数の2倍程度を目安に摘果しますが、生理的落果が多い品種は2.2~2.5倍程度と多めに残します。

○方法

 まず、発育不良果・奇形果・病害虫の被害果を落とします。次に、着果位置の悪い果実(上側に向いた果実・結果枝の基部や先端に着いた果実・葉芽の無い枝に着いた果実など)を取り除いて、予備摘果の目標果実数にします。

 また、日当りの良い場所・樹勢の強い場所は多めに、日当りの悪い場所・樹勢の弱い場所は少なめにします。

晩霜対策

 開花が早くなった場合、晩霜害を受けやすくなります。

 特に敷きワラをしている場合、日中の地温の上昇が妨げられ、夜間の地熱の放出が少なくなるため被害を助長します。また、春先の地温の上昇が抑えられるため、根の伸長が遅れ、初期生育不良の原因にもなります。樹冠下の除草を予めしておき、敷ワラは晩霜の危険性がなくなってからにしましょう。