営農講座

きゅうりきゅうり

高梁総合センター 
中山 憲治 営農担当
080-2911-9671
担当者

意外と肝心!摘葉(2016年8月)

葉を摘もう(=摘葉)(図1)

方法

 通風・採光のため、親づる摘心後から摘葉を開始します。茎葉が過繁茂になると、側枝も貧弱になりやすく、内側がムレて果実肥大が悪くなり、落果や不良果・病害が発生しやすくなります。良品多収を目指し、老化葉(黄化葉)や病葉のほか、通風・採光を妨げる葉は積極的に摘葉し、きゅうりの色ツヤをよくしましょう。

 摘心時に天葉①を摘んだ後は、下から1/3の位置の葉②をとり、次にその間の葉③、次に上から1/3の位置の葉④、次にその間の葉⑤の順を目安に摘葉していきます。

図1

注意点

 病害虫のついた下葉は早めに除去し、3回に1回は外側の葉も除去しましょう。摘葉は3枚/回までとしますが、半分黄色になった葉は摘葉の数にいれません。1 回当たりの摘葉枚数が多いほどクズ果が多くなるので注意しましょう。

 1果当たり5枚、少なくとも3枚の葉数が必要です。摘葉位置に、きゅうりがある場合は、ある程度果実が大きく、また、そこから子つるが伸び出していれば大丈夫です。病害虫などで多く葉をとった場合は、その分、摘果して草勢を維持しましょう。

追肥

 追肥開始の目安は、雌花の開花から収穫始めにかけてです。追肥開始が遅れると、べと病などが発生しやすくなります。基肥に緩効性肥料を入れている場合は、収穫量が多くなり、肥料が切れてきたら補足的に追肥を行いましょう。液肥で追肥をする目安は1回につき窒素成分0.5~1 ㎏/10aを2~5日間隔で施用してください。草勢が弱りそうな場合は、葉面散布や土壌かん注が効果的です。

笑味ちゃんポイント

病害虫防除

主な病害

 うどんこ病、褐斑病、炭疽病、べと病で予防散布が基本だよ。予防散布は活着後から始め、着果負担となって草勢が落ちる収穫開始時にも必ず行おう。殺菌剤は、混合剤が増えているから使用回数には十分注意してね!

うどんこ病
▲うどんこ病

褐斑病
▲褐斑病

炭疽病
▲炭疽病

べと病
▲べと病

主な害虫

 アブラムシ類、アザミウマ類、ウリノメイガなどだよ。早期発見、早期防除が基本!畦畔草刈り後のアブラムシ発生には注意が必要だよ。病害が発生した場合や、風雨の後は応急防除剤などをしよう。風雨前に予防防除ができる場合は、アビオンEなどの固着性の展着剤を活用しよう。

ワタアブラムシ
▲ワタアブラムシ

ミナミキイロアザミウマ(成虫)
▲ミナミキイロアザミウマ(成虫)


写真提供:岡山県病害虫防除所

作業防除歴(7月上旬定植の場合)

※どの薬剤とも、収穫前日までに散布方法で防除すること。
※使用量(散布量)は育成ステージに応じて適量を使用する。使用量が(ー)の薬剤は、通常の使用量(散布量)に準じる。

作業防除暦
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