営農講座

水稲水稲

営農生産部農産課 
大場 裕典 営農担当
080-2944-5655
担当者

収穫の適期が近づきました!(2017年9月)

収穫適期の見極めは重要です!!

 本年度は平年並み~やや早く生育が進んでいます。収穫適期を見極め、良質米生産の総仕上げです!!

刈取り時期が早すぎる場合

 充実不良(未熟粒など増加)になり、収量・品質が低下します。籾水分も高いため、乾燥に要する経費も増加します。

刈取り時期が遅すぎる場合

 籾の水分が低下し、胴割れ粒の発生、色沢が低下し、品質の低下を招きます。

 以上のことなどから、「収穫適期」の見極めが重要です!

 収穫適期を見極めるポイントとして、①青味籾率、②出穂期後日数、③積算気温などで総合的に判断します。(表1参照)

表1

○青味籾率について

 1つの穂の中で、青味が残り完全に黄化していない籾の割合のことです(不稔籾は除く)。平均的な穂を2~3本目安にしましょう。

○出穂期後の日数について(図1)

 出穂期からの日数を目安にします。この場合、スタートである出穂期の正確な把握が必要です。

図1

○積算気温について

 毎日の平均気温を積算していくことで目安とします。この場合も出穂期の把握が重要で、高温時は成熟期が早まる場合があるので注意が必要です。

収穫後の“稲わら”で地力アップ!!

 収穫後の稲わらは有機物として、土づくりに有効活用できます。しかし、水田へ投入する時は、稲わらを腐熟(分解)する必要があります。

○なぜ・・・?

①稲わらが残ってしまうと、翌年の代掻きや田植えの作業性が悪くなる。

②浮きわらにより、苗が倒れる。

③生育初期段階で、ガス(有害)が発生し、根を痛めて根腐れが起こる。などが心配されます。このような、問題を解決するため、収穫後の腐熟促進に有効な資材を紹介します。

○腐熟促進に有効な資材

1)石灰窒素

 石灰窒素の石灰分(アルカリ分)が、有機物の繊維をほぐし、窒素は微生物が稲わらを分解する時に必要です。また、有機物の分解によって生じる有機酸を中和し、微生物が好む環境に整えます。

<使い方>

 稲わらと一緒にすき込みます。目安の施用量は10~20kg/10aです。

2)わらゴールド

 腐熟に有効な微生物が配合されていて、微生物と有機物の連携により稲わらの腐熟化を促進します。

<使い方>

 水稲収穫後なるべく早目に施用し、稲わらと一緒にすき込みます。施用量目安は、30~45kg/10aです。