営農講座

水稲水稲

営農生産部農産課 
大場 裕典 営農担当
080-2944-5655
担当者

29年産米作りが本格的にスタートします!(2017年4月)

(1)種子の準備

 以前もお伝えしたように、「種子更新」は重要です。品種特性の発揮、ばか苗病・いもち病・苗立枯細菌病など、種子伝染性病害の発生を事前に防ぐためにも、種子更新をしましょう。種子の準備量(播種量)の目安として、10aあたり約4kgが必要です。

(2)種子消毒(表1、2)

 種子消毒も以前お伝えした通り重要な作業ですので、効果の高い、確実な種子消毒を行いましょう。

表1

表2

(3)浸種

 しっかりムラなく種籾に水を吸収させ、発芽の準備を整えさせることが大切です。ポイントとして、低めの水温(目安は10~15℃)で徐々に吸水させることと、水温の上昇を防ぐため、直接日光のあたらない場所で浸種をしましょう。

(4)催芽

 出芽・苗立ちが悪いと苗の揃いも悪くなるため育苗管理が難しくなります。催芽はハト胸程度まで行い、伸ばし過ぎに注意しましょう。

(5)播種

 基本的に薄播きで太いしっかりした苗にしたいものです。播種量が多いと苗同士が混み合い、細くて長い軟弱な苗になってしまいます。また、播種時に苗立枯病の予防としてダコレート水和剤500倍液を1箱あたり500ミリリットル散布しましょう。作業の都合上、播種時に散布できなかった場合は、緑化期(播種後14日後まで)まで使用可能です。

(6)出芽

 播種後、育苗器やべたがけマルチなどで出芽を促しますが、芽の長さが1㎝程度になったら広げてトンネルなどで保温します。広げるのが遅れると、徒長した軟弱な苗になってしまうので注意が必要です。

(7)緑化

 出芽した白い苗を徐々に外界に慣らしていくのが緑化です。育苗器などから出した直後に白い芽に急に直射日光をあてると障害で緑化しないことがあります(=白化現象)。緑化場への移動はカンカン照りの日中は避け、曇天日や日差しの弱い夕方か朝に行うとよいでしょう。

(8)硬化

 苗丈が3~4㎝程度(本葉1.0~1.5葉)になったら、被覆などを外し外気にさらして管理を行うことを硬化といいます。特に寒い日以外は被覆の必要はなくなります。外気の環境に慣れさせて、充実した活着のよい健苗に仕上げましょう!