営農講座

白菜白菜

川上総合センター 
三宅 基文 営農担当
080-2911-9676
担当者

良品生産へ(2016年3月)

定植とその後の管理

 畑の準備は出来ましたか?

 良品生産のためには、土づくりが基本となりますが、春白菜は、水分維持が大切で、乾燥すると短寸玉や小玉の原因になるので堆肥などの有機物を施用し、土づくりに心がけましょう。この時期の元肥の施用は、地温が低く、肥料分解が遅いので、2週間前までに散布し、定植後から肥料が吸収できるようにしましょう。

定植

 定植は本葉7枚~8枚の苗を目標に定植します。畑に湿りがある程度あっても、初期生育を旺盛にするためには、植え穴に必ずかん水して植え付けしましょう。若苗(5~6 枚)は、生育旺盛になりますが、抽苔の危険性が高くなるので注意してください。

 植え付けは、深植えにならないように、植え穴は浅く広めにしましょう。深植えになると、尻張りが悪く、商品価値が下がるばかりでなく、菌核病などの病気の原因にもなるので注意しましょう。

 定植は、出来るだけ苗を萎れさせないように行うことが大切です。マルチの被覆は、定植作業が終了してから行うのではなく、数畝植えたら被覆するよう定植作業と交互に行い、苗の萎れを少なくすることが、初期生育に大きく影響します。また、夕方はなるべく早めに作業を終え、マルチ被覆後の地温の上昇を図ることも大切です。寒い時期なのでマルチ被覆だけでなく、不織布を利用して温度の確保に努めましょう。

不織布の活用

 定植後は、マルチだけでは最低気温13℃以上に保つことは困難で、低温に遭遇し花芽分化が始まります。これを抑制するには、マルチの上に不織布をかけて温度確保につとめ、日中の温度を生育に障害のない範囲で高温に管理します。定植後、20日間位は湿度が十分保たれていれば、障害の発生も少なく、生育が促進され旺盛に進みます。

 ただし、順調に生育するとマルチカットの時期に注意してください。

かん水・追肥

 短寸玉や小玉を防ぐには、初期生育を旺盛にすることが一番で、適正な水分補給が大切です。近年気温が急に高くなり、マルチ内で葉焼けをおこすことが多く、畝の最上部、株間をカットして換気をはかることも必要です。マルチカット前に水分補給をし、マルチ内での初期生育を旺盛にしましょう。

 展開葉14~15 枚の頃を目安にカットしていきますが、曇天の日に行うようにし、晴天の日に行うと、脱水症状や翌朝の霜の被害を受けることがあるので注意が必要です。

 追肥は、マルチカット後、早めに行います。外葉15~16枚になるころから急速に生育し結球態勢にはいるため、この時期に肥効が十分効くようにしましょう。また、この時期は水分も必要となるので、乾燥しているようであれば追肥と同時にかん水し、肥効を高めましょう。