営農講座

白菜白菜

川上総合センター 
三宅 基文 営農担当
080-2911-9676
担当者

抽苔対策と良品生産(2016年2月)

ほ場準備

 土づくりが基本です。春はくさいは、土壌水分が大きく関係してきます。乾燥すると短寸玉や小玉の原因になるので、堆肥など有機物を施用して土づくりに心がけ、遅くとも、1 ヶ月前までに堆肥・石灰窒素を散布しましょう。また、この時期の基肥の施用は、地温が低いため肥料分解が遅いので、2週間前までには全面散布し、定植に備えてください。

育苗ポイント

 春はくさいは、低温期から高温期に向かう時期の栽培になるため、花芽分化による抽苔が問題になります。定植目標は、育苗日数25~28日前後で、本葉7~8枚苗を定植します。この段階で結球に必要な葉数60枚程度が確保されると言われているので期間中、最低13℃以下にならないよう保温します。一方25℃を目安にし、高くなると換気をし健苗育苗に努めましょう。温床育苗は、多湿傾向になりやすいので特に注意が必要です。播種直後に十分かん水した後は発芽するまでかん水を控え、発芽後3~5日ごとに午前中に行い、夕方には床面が乾く程度とし、多すぎると、軟弱徒長や病気の発生原因になるので注意しましょう。

  • 13℃以下の低温にしない
  • 本葉7~8枚苗の定植
  • 多かん水を避ける
  • 根を老化させない

定植

 本葉7~8枚の苗を目標に定植します。ほ場に湿りがある程度あっても、初期生育を旺盛にするためには、植え穴に必ずかん水して植え付けしましょう。植え付けは、深植えにならないように、植え穴は浅く広めにしましょう。深植えになると、尻張りが悪く、菌核病などの病気の原因になるので注意しましょう。定植は、できるだけ苗をしおれないように行うことが大切です。定植後のマルチ被覆は、定植作業が終了してからおこなうのでなく、数畝植えたら被覆するよう定植作業と交互に行い、夕方は早めに終了し、地温の上昇と保温に努めることと、霜害防止のため不織布のべた掛をすることも大切です。初期生育を旺盛にすることによって、収穫期までの期間を短縮し、生育温度を高めることにより、抽苔を回避し、良品生産に努めましょう。