営農講座

白菜白菜

川上総合センター 
三宅 基文 営農担当
080-2911-9676
担当者

初期生育が重要(2013年4月)

定植とマルチ被覆管理

 はくさいは、生育期間が長くなると抽苔の危険性が高くなります。初期からの生育促進が重要になってきます。初期生育を旺盛にするためには、植え穴には必ずかん水して植え付けしましょう。植え付けは、深植えにならないように浅く広めにします。深植えになると尻張りが悪く、菌核病などの病気の原因にもなるので注意して下さい。

 定植後は、マルチだけでは最低気温13℃以上に保つ事が難しく、低温に遭遇しまもなく花芽分化がはじまります。これを抑制するためには、マルチの上に不織布をかけて温度確保を図りましょう。

 定植後、湿度が十分保たれていれば、生育が促進され旺盛で尻張りの良い白菜が収穫できます。ただし、順調に生育するとマルチカットの時期を注意して下さい。

かん水とマルチカット

 短寸玉や小玉を防ぐには初期生育を旺盛にする事が重要で、適正な水分補給が大切です。マルチ内は水分が不足ぎみで生育しており、マルチカット前にかん水し生育を旺盛にする事が必要です。展開葉が13枚~14枚の頃を目安にマルチカットをしますが、気温が高くなりマルチ内で葉焼けを起こしやすくなるので、植え株の上部を1株毎に横にカットし、雨の降る前や曇天の日に行いましょう。晴天の日に行うと脱水症状や、翌朝の霜の被害に遭う場合があるため注意して下さい。

 その後、カットした所から葉がのぞくようになったら、縦にカットして外気に馴れさせましょう。マルチを持ち上げるようになったら、マルチを除去します。その時、土がはくさいにかからないようにしましょう。

追肥

 追肥は、マルチカット後早めに行います。はくさいは外葉が15枚~16枚になる頃から急速に生育し結球態勢にはいるため、この時期に肥効が十分表れるようにしましょう。

 また、この時期は水分もかなり必要になってくるので、乾燥しているようであれば追肥と同時にかん水し、肥効を高める事も大切です。

病害虫対策

 土壌の乾燥や過剰施肥によって、石灰欠乏症・縁枯れ症・芯腐れなど生理障害が発生します。吸収阻害などが原因となるので、発生が心配される場合は、追肥時期にカルエキスを施用しましょう。

 春はくさいは比較的病気や害虫の被害は少ないのですが、4月中旬頃からは気温も上がり、また、曇りや雨の日も多くなり、天気がよければ害虫の発生が予想され、多湿条件になれば病気の発生が予想されます。気象条件にかかわらず、予防散布を基本に行いましょう。

 特に菌核病は、はくさい・キャベツなど多くの作物を侵すので発病株を見つけたら、出来るだけ早くほ場の外へ出し処分しましょう。

 薬剤散布は、株もとを中心に防除し、結球開始期までに行いましょう。病気や害虫は、マルチ除去後予防的に早めに散布しましょう。