営農講座

アスパラアスパラ

有漢総合センター 
渡辺 嘉己 営農担当
080-2928-5881
担当者

立茎・防除対策について(2014年5月)

立茎開始時期について

 開始時期は、5月下旬から6月上旬を目安にします。しかし、株の養分蓄積量により開始時期を変える必要があります。前年の茎葉の状態(黄化、落葉時期、病害虫の被害状況など)秋の生育量に応じて春芽の収穫時期を定め、立茎時期を決めます。秋の生育が悪かったら、収穫時期を基準より短くして下さい。このような時、日々の収穫量を調べておき、ピーク時の3分の1くらいになってきたら、思い切って立茎を開始しましょう。また、次のような株疲れ症状が見られた時は、直ちに立茎を開始しましょう。

●穂先が曲がる
●早く開く
●萌芽が遅い
●茎が扁平になる、曲がる、細い
●筋が荒くなった…など

 また近年の異常気象により株が衰弱している可能性があります。カレンダーなどに日々の出荷量を記入し、春芽の収穫量をよく観察して下さい。立茎は早過ぎる失敗よりも、遅過ぎる失敗の方が、影響が大きく、夏芽の収量だけではなく翌年の収量にまで係わる大事な作業です。

◆立茎本数・茎の太さ

 茎の太さは、10~13㎜の茎を選びましょう。太すぎると過繁茂になりやすく、後の管理が難しくなります。細い茎だと、夏芽も細く、収量の減少につながります。

 次に配置ですが、1株当たり4~5本を基準にします。収穫1年目の場合、お互いの茎が10~15㎝くらい離れるよう配置します。収穫2年目以降では、株のバラつきが目立ってきます。そこで、畝長1m当たり8~10本を目安に立茎していきましょう。また、立茎時の目印として立茎すべき若芽に色輪ゴム等を使用して太さを揃えることもできます。

茎枯れ病・斑点病対策

 露地栽培では、恐ろしい病気です。一時的な薬剤散布だけでは防除も難しいです。以下の方法などで総合的な防除に心掛けましょう。

●冬期のバーナー焼却
●堆肥マルチまたは畝の肩や通路にも黒マルチやシート等を設置する
●立茎した日にすぐ防除
●発病茎は見つけ次第抜き取り圃場外に持ち出し処分

 また立茎中の約1か月間は、薬剤散布が最も重要な時期です。是非3~4日間隔のローテーション防除に努めて下さい。

 立茎開始からしばらくは、薬液量も少なくて労力的負担も軽減されます。