営農講座

アスパラアスパラ

有漢総合センター 
渡辺 嘉己 営農担当
080-2928-5881
担当者

立茎の方法(2013年5月)

立茎開始時期

 開始時期は5月下旬から6月上旬を目安にします。しかし、株の養分蓄積量により開始時期を変える必要があります。前年の茎葉の状態(黄化、落葉の時期、病害虫の被害状況など)、秋の生育量に応じて春芽の収穫時期を定め、立茎時期を決めます。秋の生育が悪かったら、収穫期間を基準より短くして下さい。このような時、日々の収穫量を調べておき、ピーク時の4割くらいになってきたら、思い切って立茎を開始しましょう。また、次のような株疲れ症状が見られた時は、直ちに立茎を開始しましょう。

  • 穂先が曲がる
  • 早く開く
  • 萌芽が遅い
  • 茎が扁平になる、曲がる、細い
  • 節が荒くなった

などです。また、近年の異常気象により、株が衰弱している可能性があります。カレンダーなどに日々の出荷量を記入し、春芽の収穫量をよく観察して下さい。

 立茎は早過ぎる失敗よりも、遅すぎる失敗の方が影響は大きく、夏芽の収量だけでなく翌年の収量にまで係わる大事な作業です。

立茎本数・茎の太さ

 茎の太さは10~12㎜(L級規格)の茎を選びましょう。太すぎると過繁茂になりやすく、後の管理が難しくなります。細い茎だと、夏芽も細く、収量の減少につながります。

 次に配置ですが、1株当り4~5本を基準にします。収穫1年目の場合、お互いの茎が10~15㎝くらい離れるように配置します。収穫2年目以降では、株のバラツキが目立ってきます。そこで、畝長1m当り12~15本を目安に立茎していきましょう。また、立茎時の目印として、立茎すべき若茎に輪ゴム等を使って太さを揃える事もできます。

茎枯れ病、斑点病対策

 露地栽培では、恐ろしい病気です。一時的な薬剤散布だけでは防除も難しく、冬期のバーナー焼却、堆肥マルチなど、総合的な防除に心掛けましょう。 また、立茎中の約1ヶ月間は薬剤散布が最も重要な時期です。ローテーション散布を行い、予防に努めましょう。